河童のいる町
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『河童』ってどんな生き物か知っていますか? イメージはできるけど見たことなんかあるわけないよ、だってあれは想像上の生物だろ? いえいえ、それはあなたが間違ってます。田主丸の住民は河童ととても仲良しなんですよ。なにせ田主丸町は「河童等特別水棲生物に関する保護条例」が施かれている、全国でも珍しい自治体なのですから。さあ、田主丸と河童のかかわりについてはまず『九千坊(くぜんぼう)』のことからお話ししましょう。

九千坊というのは全国に散らばっている河童一族の総大将なんですが、こいつが筑後川をおもな棲家にしているんです。なんでもあちこちの河を別荘のように使ってはいるらしいんですが、どうも筑後川が母屋らしいということは全国の河童研究家の主な見方です。というのも全国にある水天宮の総本山が筑後川の田主丸より下流にある久留米市に置かれていまして、ここの祭神が九千坊なものですから。
ま、とにかくそういったわけで親分九千坊のもとに子分河童どもがここいらには大勢いるわけです。田主丸には筑後川から引いている水路や川樋(かわとい)そして支流がたくさんあるものですから彼らにとって非常に住みよいところらしいんです。

そうそう、川樋でひとつ面白い話があります。むかし怠け者の弥五郎という河童がいました。巨瀬川(こせがわ)筋の水車小屋のところにある木製の水路の川樋の上で、仲間の河童とはいつもはずれて一日中昼寝をしていたんだそうです。そういうことから、みんなから「樋の上の弥五郎」と呼ばれていました。元来、河童の昼寝には近づくなといって、昼寝をしているところに人間が近づくと河童の神通力で頭痛がしたり高熱が出たりするもんですから、弥五郎のいる川樋には誰も近づきませんでした。

弥五郎がなぜいつも昼寝ばかりしているかというと、弥五郎はとても好色の河童で毎夜毎夜遊びまわるからなんです。このあたりは人間様でも耳の痛い御仁のいらっしゃることでしょう。さて、ある真夏の暑い日、こどもたちが川下で水遊びをしていると、なんと弥五郎が流されてきたじゃありませんか。なんでも夜遊びしすぎで疲れ果て、我を忘れて熟睡している間に頭の上の皿の水も乾いてしまい、神通力もなくなって川流れとなったとか。

このことから『河童の川流れ』という諺がはじまったといわれています。 最近は川もずいぶんと汚れて来たせいか、彼らの人口密度も減ってきました。それでも田主丸を訪れる人は河童の多さにたいていびっくりしますがね。JR九大本線・田主丸駅の駅舎は河童の腹の中だし、町を流れる川の欄干では必ず河童が遊んでますよ。

絶滅寸前とまで言われる『河童』達に一度、会いに来てみませんか。ただし奴らは大変ないたずら好きなので決して近寄り過ぎないように・・・・かくいう私も小さいころ川に引っ張りこまされかかったんですから。 あ、あと田主丸には「特別妖怪保護条例」ってのもあって、高僧行基が退治した『牛鬼』ってゆうのもいるんですけど・・・・えっ、もういい?それは残念・・・・

 


河童をもっと詳しく知りたい方は
リンクの河童関係を見るといいかも。

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